真夏のスーツ着用を禁止せよ~暑さ対策編~

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以前、「真夏のスーツ着用を禁止せよ」という記事で、思考停止にも程があるスーツ強要の慣習に対し、ゴチャゴチャと文句を並べさせてもらった。

以下の記事だ。

 

huwahuwayakudachi.hatenablog.jp

 

1年経った今も、わたしの意見は変わってはいない。

命より重い誠意とか無いです。

 

とは言え、1年やそこらで変わらないのが、慣習というものである。そんな簡単に変わるなら、たぶんそもそも、こんな記事は書いてなかったし。

感染症対策でオンライン面接だったパターンもあるだろうが、対面での面接も決して少なくはない。やはりその場合、焼き殺されそうな暑さの中、就活生の諸氏は歩いたのだと推測される。お疲れ様です。

 

そんな訳で、スーツを着るしかないならどう暑さ対策をするか、そこについて考えてみた。もしかすると、ビジネスでスーツを着る人の役にも立つかもしれない。そうだったら本当にうれしい。

 

まずはスーツを考えよう

スーツには夏用がある

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すでに社会人として働いている人なら知っている人も多いけど、スーツには夏用のものが存在し、これはリクルートスーツでも同様。就活生の中には、知らずに通年用を着ている人も数知れず。

どうして誰も教えてくれないんだろうね………不親切…。

 

まあそういうことなので、スーツは夏用と通年用で最低でも各1着ずつはあると良い。お金に余裕がある人は夏用を2着買うのも悪くない。汗かくから。

しかし就活生は基本的に金欠で、スーツを一式買うと高い。なので、ブラウス(あるいはワイシャツ)のみ、洗い替え用に2~3枚確保するのがベストと言えよう。

 

なお、この夏用のスーツは、家で洗えるタイプだとさらに良い

いちいちクリーニングに出すと、高いし面倒臭いし時間もかかる。ビジネススーツは特に展開が幅広く、洗濯機で丸洗いできる商品も存在するぞ。ぜひ探してみよう。

本記事の下部でも商品紹介をしているため、ご参考まで。

 

 

夏用のリクルートスーツがよく分からない。ビジネススーツでも良い?

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ぶっちゃけ、夏用のリクルートスーツは、ビジネススーツに比べれば少ない。「そもそもビジネススーツと何が違うの?」と疑問を抱いたことのある人も、きっといるのではなかろうか。

 

結論を言えば、リクルートスーツが見つかればそっちを選ぶほうが無難だけど、最悪ビジネススーツでもOKだ。

 

ぶっちゃけ、それら2種類の違いは、基本的に無い

違うとすれば、生地の質感や色・柄の展開の広さ、着こなしの幅。素人に分かる程の大差はない。

服飾関連の企業や職種だとちょっとバレるかもだが、そうでなければ、夏を乗り切るために機能性を重視してしまうのも、最終手段としてはアリ。運が良ければ、入社後も使えるし。

 

ビジネススーツをリクルートスーツ代わりにする場合、リクルートスーツに近い見た目のものを選ぼう。

具体的には、色は黒・ブラウスやワイシャツは白。生地の確認ができるなら、ポリエステルの割合が高い程、リクルートスーツに近い

あとはお手持ちの通年用のリクルートスーツと比較して、形やボタンの数が一緒ならさらに完璧かも。

 

ただ、一般的にはリクルートスーツのほうが安いので、できればそっちをがんばって探すのがオススメ。お金は大事だよ!!!

 

 

スーツ以外の暑さ対策

 

夏用のスーツを着たところで暑さ対策はまだまだ足りない。他にできる対策を挙げてみた。もうやってたらそこは申し訳ない。

 

水分補給とトイレの確認

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当たり前だと思うじゃん?でも案外やらないんだな、これが。

猛暑になると、最早水やお茶では足りない。スポーツドリンク等、吸収率が高くナトリウム摂取のできる飲料がオススメ

このときにペットボトルホルダーがあれば、冷たいペットボトル飲料も安心してバッグに入れられる。買える人は買おう。

 

ここで大事になるのが、トイレの場所の把握

水分を摂れば、トイレに行きたくなる。かと言って、水分摂取を怠れば、熱中症へまっしぐら。

ならば、トイレには行く前提で、水分を摂ろう。そして事前にトイレの場所を把握しておこう。駅を含めた道中でどこにトイレがあるかを可能な限り調べ、トイレに行く時間も込みで移動時間を計算する。

ちなみに大きな駅や商業施設等であれば、基本的にトイレの場所はホームページで確認できるよ!

 

日傘を使う

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日傘で直射日光を遮れると、それだけで意外と、体感が違う。近年の直射日光、マジで痛い。

就活用の傘は、荷物になりづらい折りたたみ傘!と決めている人も多いと思う。日傘も折りたたみタイプが良し。晴雨兼用の折りたたみ傘を選べば、天候の変化にも対応できてもっと良し。入れ替え忘れの心配も無用。完璧だぜ。

 

ジャケットはギリギリまで脱いでおく

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やらないよりはマシってレベル。しかし、やらないより本当にマシ。

何せ、リクルートスーツは黒。黒は熱を吸収する。

会社の前、もしくは最寄り駅に着くまでは、ジャケットは脱いでおこう。

 

なお女性においては、ブラウスの下にインナーを着るだろう。本記事ではインナーの色の選び方についても書いたため、後程よろしければご覧頂きたい。

 

タオルハンカチの常備

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面接前に汗をかくと、せめて顔だけでも拭いておきたい。となると、ハンカチで拭く訳で。

水分の吸収力の点で、タオルハンカチは最強

面接で、誰もハンカチの種類なんて見ない。仮に見えても、選考には関係ない。万が一そんな会社があったら、むしろ喜んで落とされよう。絶対ヤバイから。

なので実用性重視で、夏はタオルハンカチを利用するのが良い。水分補給でトイレの数も多くなるかもだし、吸水性が高くて悪いことはない。

 

 

番外編:インナーの色の選び方

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ジャケットを脱ぐ夏は特に、白いブラウスの下に、インナーを着るのは必須である。

では、女性の就活生諸氏は、何色のインナーを選ぶべきなのか。

 

白!と即答した方は、少し待って欲しい。

いや、確かに白は無難だし、悪いと言う人もいない。就活には白かベージュ、と書いてあるサイトも多い。

 

ただ実は、白のインナーを白い服の下に着ると、結構透ける。お疑いであれば、「白 インナー 透ける」とかで検索してみて欲しい。

 

じゃあ、一体何色が良いのか。

何より強いのは、ベージュ。透けづらく、ゴチャゴチャ言われない色のNo.1。

で、次点として強いのは、聞いてびっくり、薄いグレー。想像以上に透けない。

 

このインナーの選び方は、ビジネススーツや私服にも使える。

白は割と透けます。ぜひ覚えておこう。

 

 

夏用のスーツ 商品紹介

AddRouge(アッドルージュ)

item.rakuten.co.jp

 

スーツやフォーマルの専門店「AddRouge(アッドルージュ)」による、王道なデザインのリクルートスーツ。色違いやストライプ柄もあり、若い年代はビジネススーツにも使えそう。

家で洗えるから、クリーニング代が浮くのも有難い。

同素材でパンツもあるそうなので、気になる人は問い合わせてみるのも良し。

 

ELENA

item.rakuten.co.jp

 

こちらも専門店による、家で洗えるタイプのリクルートスーツ。

最も注目すべきは、少し小柄な人向けのサイズがあること。平均身長がどんどん伸びている昨今、小柄な人にも優しいサイズがあるのは素晴らしい。

エスト・ヒップが大きめな人向けのサイズも存在する模様。体型に悩む今時の女性にピッタリの商品と言える。

 

 

その他、以下のようなファッション系通販サイトもオススメ!

 

www.cecile.co.jp

 

www.nissen.co.jp

 

スーツ強要に負けないで!

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この世は無情。

人死にを出しかねないスーツ強要文化はマジでやめて欲しいのだが、根本的解決はまだまだ先になるだろう。具体的には、平均気温が上昇していることすら理解していない、永久に昭和を生きている人たちがリタイアしたあと。

それまで我々は、理不尽な文化と気候に負けず、自らの命を守らねばならない。

もしこの記事が、どこかの誰かにとって1ミクロンでも役に立てば、わたしは本当にうれしく思う。

 

がんばれ、就活生。がんばれ、スーツを着るみんな。

 

 

死なないでね!!!!!