サプライズが苦手な女

わたしはサプライズというものが苦手だ。
自分がやるのも苦手だし、されるのに至っては嫌いですらある。
特にプレゼントの類はマジでやめて欲しい。

………まあ家族へのクリプレは毎年結果的にサプライズなんだけど、そこは母に考えるのを丸投げして手伝ってもらってるから、とりあえずOK。

さて、わたしがサプライズを苦手なのには理由がある。今回はそれをまとめてみた。

うれしくなくても喜ばなきゃいけない雰囲気

サプライズを行う人間は、「こんなにがんばって選んだり隠したりしたんだからもちろん喜ぶよね!」という雰囲気を出してくる。
例えプレゼントが欲しくないものでも、全然うれしくなくても、何なら企画時点でバレバレでも。喜ばないと相手をガッカリさせるので申し訳ないし、下手したらこっちが悪者になる。
実に面倒臭い。むしろ先に言っておいて欲しい。プレゼントなら何が良いか聞いてくれ。

いらないものをもらうくらいなら、金をそのままくれたほうが、わたしにとってはずっと有難いのである。

もらったプレゼントに使い道がなくてもなかなか処分できない

突然だが、わたしは異様にカバンを持っている。

ナップサックとリズリサの小さい手提げとか

f:id:huwahuwayakudachi:20201122173219j:plain

何かとにかくもらった奴とか

f:id:huwahuwayakudachi:20201122173242j:plain
f:id:huwahuwayakudachi:20201122173246j:plain
f:id:huwahuwayakudachi:20201122173318j:plain

よく考えると、最後のゴチャゴチャ入れられてる側も、カバンだし。

他にもプライベートで荷物量や服装やシチュエーションによって使い分けているのが3つ、たまに手提げとして利用してるトートバッグが1つ、かつて通勤用で使ってたのが2つ。

ひたすら多い。特にもらった分が多い。
一時期とにかく、主に家族にカバンをもらったのだ。具体的には父や祖父が、ホワイトデーやらクリスマスやらでくれた。

サプライズで(重要)

もうお分かりとは思うが、こんなにあっても使える訳がない。また、人によってカバンに求める容量は違い、デカ過ぎても小さ過ぎても使えない。

とは言え、家族にもらったものを他の家族に譲ったら一発バレ、処分しても一発バレ。友達に譲るのもどうなのか。
仕方なく、邪魔だなぁとは思いながらも、取っておくしかない。

プレゼントに何が欲しいか聞いて欲しい、はこういう悲劇が起きるのを防ぐためなのである。

聞いた通りのものを渡せば、向こうも喜ぶ、渡した人も喜ばれてうれしい、でWIN-WINじゃん。
サプライズに拘る必要性、無くない?

サプライズを必ずしも喜べない女は案外いる

以前Twitterで、下記のような内容の投稿を見かけた。


『デートで食事をするとき、「行ってみてのお楽しみ」と店を教えてくれないのはやめて。女は行く店に合わせて、ニオイが付くか等様々に考慮し、服を選んでいる。秘密にされたら困る』


まさにド正論。
投稿のケースに至っては、「サプライズできる俺って良い彼氏~♪」とか悦に浸ってる男は、凄まじく滑稽かつ無知であるということなのだ。

一体何故なのか、サプライズをすれば女が絶対に喜ぶと信じ込んでいる男は、少なくない。
「女性の心を掴むにはサプライズ!」と男性向け雑誌にでも書いてあるのだろうか?

当然女性にも、サプライズが大好きな人はいる。需要と供給が極力一致することをお祈り申し上げます。

サプライズは相手を選ぼう

まず、付き合いの浅い人にサプライズは良くない。好みもハッキリ分からないのに、リスクが高過ぎる。
自分が確実に相手の好みや性格タイプを把握していて、相手がサプライズ好きと確信できたなら、初めてやるくらいで良い。友達でも恋人でも、慎重に慎重を期すのがベスト。
もし可能なら、全く関係ない時期に「サプライズが好きか嫌いか」を聞いてみるのも一手かも(ただしさり気なく)。

何はともあれ、自分の自己満足で行うのは、良くないのだ。円満な関係を保つためにも。
相手に合わせたやり方で、ちゃんと喜んでもらおう!

オマケ 弟がくれたプレゼントの話

余談。
わたしには弟がいる。
初めて弟がくれたプレゼントは、ホワイトデーのお返し。チョコ菓子の「小枝」だった。おいしいよねアレ。サイズ感も良い。
ぶっちゃけお返しなど求めてもいなかったのでもらえるだけで普通にうれしかったが、何よりチョイスが素晴らしい。

消え物は!邪魔に!!ならない!!!

場所を取らず、わたしの好みにも合う。ウチの弟最高かよ。

そんなくだらない、昔のうれしかった話でした。