ユーキャンってどうなの？幾つかの資格で考えてみた

ユーキャン、それは通信系資格講座の代表格。そして同時に、悲しいくらいに悪い口コミも多い資格講座である。
まあ受講者数が多ければ、比例して悪い口コミが増えるのも当たり前ではあるが。

別にわたしは、ユーキャンに特別に悪い印象を抱いている訳ではない。ただ、全力で信用している訳でもない。
なので今回は、わたしが今までに市販のテキスト、あるいはユーキャンを利用し取得した資格のみに限定して、「ぶっちゃけ高い金を払ってでもユーキャンを使う意味はあるか？」について、個人の独断と偏見に基づいた感想を載せていく。

もう1回言うが、独断と偏見に基づいた感想なので、話半分に読んで頂きたい。

先に言っておきたいこと：国家資格の場合、できればユーキャンは最後の選択肢にしよう

いきなり貶す上、自分の取得していないものに関して話すのは本当に申し訳ないのだけれど、国家資格関連におけるユーキャンの評判は、びっくりするくらい悪いものが出てくる。
いや、良いものもあると思うよ？思うんだが………万が一にも外れだった場合、金払ってからしかそれが分からないのって、もったいなくない？？？

なお、ユーキャンに返品制度はあります。ただし到着後8日以内まで。また、一部講座は返品不可なことも。

返品も手間なので、余計な手間は、かけずに済むならそのほうが良いよね。

あと、国家資格は大概難しいので、サポート期間内に勉強が終わらなかったら、質問とか添削とか使えなくなる。もっと辛いのは、途中で心が折れたとき、高い金が無駄になる。

先に市販のテキストを探し、可能なら中身を見て比較し、通信講座は最後の手段にしておこう。ユーキャンに限らず。

わたしの取得した資格たち　～ユーキャンを使って良かった？もしくは、ユーキャンを使うべきだと思う？～

さてそれでは、わたしの持っている資格において、ユーキャンを使ったものは、使った意味があったか。使っていないものは、利用する必要性があると思うかを、個人の感想として書いていく。

漢字検定

ユーキャンの使用有無：無

わたしは中学生の間に、5級～準2級まで合格した。2級は合格こそしなかったものの、準2級と同程度の点数は取れた。利用したのは「本試験型」という、実際の試験と同じ形式の市販テキスト。

ユーキャンを使うと、4級～2級範囲の対策ができる教材で、29000円。

市販のテキストで十分対策できるし、しかも値段の差がすごい。あんまりユーキャン使う意味はないと思う。

どうせ履歴書に書けるの、2級以降だし…。

MOS（Microsoft Office Specialist）試験（Word・Excel）

ユーキャンの使用有無：有

（※Word・Excel共に2010の情報です）

大学生の頃にWordのみ合格し、大学卒業後、Word Expertに合格した。Excelはダメだった。数式全然頭に入らん。

何故ユーキャンを使ったかと言うと、知らない内に親が申し込んでくれてたから。理由はそんなだけど、わたしにはそこそこ合ってたみたい。

PCにCD-ROM入れて、正解するとピンポーン！みたいに音鳴るのが楽しかった。クイズやってる気分。

本番も、ちゃんと勉強した成果は出た。Wordは。Expertに至っては、1000点満点で900点台を叩き出した。ちゃんとやればやる意味のある教材なのは間違いない。
あ、Excelが受からなかったのはあくまでもわたしの理解力のせいであり、教材のせいではないです。

ただしこの資格、何が痛いって、WordやExcelのバージョンがどんどん新しくなると、昔取った資格がアピールに使えない可能性があること。
いずれ価値が下がるかもしれない資格に、万単位の金を払うかどうか。

余談ながら、時を経て、市販のテキストでExcelを勉強したらちゃんと受かった。満点で。
ユーキャンでも市販でも、好きなほうで良さそう。自分の頭に入りやすいほうで。

秘書検定（3級・2級）

ユーキャンの使用有無：無

こちらも大学生時代に受験。
市販のテキストで直前約1ヶ月程度、他と並行して何となく勉強し、W受験で一気に2級まで受かった。つまりその程度。
市販のもので全く問題ないし、ユーキャンでなくても、通信講座は金銭的にもったいない。

準1級は受けてないから分からない。

日商簿記検定（3級）

ユーキャンの使用有無：無

3級レベルなら、市販のテキストで確実にイケる。数学が苦手でも、一生懸命勉強すれば突破可能。ソースはアラサーで初めて簿記に触れ、必死で勉強して一発合格したわたし。
2級は分からない。難易度は結構上がってる印象を受けた（個人の感想です）。質問相手の確保目的で2級のみ通信講座、も一手かもしれない。

パーソナルカラリスト（3級・2級）

ユーキャンの使用有無：有

そもそも資格のネームバリューがお察し。仕事で役に立つ人も少数派と想定される。
市販でもテキストはあり、勉強のみの観点で見れば市販で事足りそう。
痛いのは、試験会場が全国単位で少ないこと。ユーキャン受講者は、3級のみ在宅試験を受けられる。これが強み。
行きやすい場所に試験会場があるかどうかを調べてから、市販とユーキャンを比較するのが良さそう。

結論：ユーキャンでなくてはならない理由はハッキリ言ってない

何かユーキャンを貶しまくった気もするけど、全ての資格において、ユーキャンに限らず通信講座が第一候補に来るようなことは、基本的にない。
大概の疑問は調べれば出てくるし、ユーキャンのテキストも完璧ではない（金額は高いのに）。
自力でできる人間かどうか。極論はそこ。だが結局、通信講座も溜め込んだら意味がない。最後は自分の意志の強さによって、合否が左右されるのだ。今更言うまでもないことではある。

金銭的負担の軽さは、間違いなく市販のテキストが勝利する。ただ、市販もピンキリ。自分に合うかどうかは慎重に。
多くの人が、自分に合う方法で、様々な資格に一発合格できることを祈っている。

余談　ユーキャンの良いところ

ささやかなフォロー。
ユーキャンには、他にない愉快な講座がいっぱいある。「野菜スペシャリスト」だの「温活アドバイザー」だの「リンパケア」だの、マジでいっぱいある。
己のキャリアのためではなく、習い事のつもりでやるなら、すごい面白いかも。そういう方向性ではユーキャン、超優秀だと思う。習い事のお教室よりは安く済む確率も高い（地域の市民教室とかは除く）。
興味があれば、以下のリンクからぜひどうぞ。わたしにクリック報酬とか入らないので安心してね（笑）
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